カメラマン
Taru
スタジオアシスタントを経て旅人をしてました。 東京に来てからはご縁のある方と写真の仕事をさせていただいています。主に、雑誌、広告、web媒体。 旅と共に、人と共に写真を撮っています。
WEBサイト:https://ayatarumi-work.tumblr.com/
instagram:@tarumi.aya
旅のこと
21.04.10
すっかり花粉にやられる季節になりましたね。
とんとご無沙汰しておりました、Taruです。久しぶりの更新となるチベット旅行記、今回は「ホテル到着篇」です。
<これまでのチベット旅行記はこちら>
・プロローグ(20.09.01 掲載)
・北京空港にて(20.10.29 掲載)
・北京空港~西寧(20.11.11 掲載)
さて、やっとの思いでホテルに到着。
ホテルといっても民泊なので看板すらなく、辿り着いたのは本当にここか?と思うくらい普通のマンション(しかし高層マンションで立地はとても良い)
今回の旅友のSちゃんはすでに到着し、観光をしていると言うので私はひとまず部屋でゆっくりしよう。事前に教えてもらっていた方法でマンションに入り21階にある部屋の呼び鈴を鳴らす。
出迎えてくれたのは、実家のおばあちゃんちに里帰りをしたのかな?と錯覚するくらいごくごく普通なおばあちゃん。ソファではおじいちゃんがTVを見ながらご飯食べてる!……ただいま!!そんな事を思いつつ安宿あるあるの普通感が癒しとなって、日本を発ってから(ちょっとの間で!)心労が溜まった私の身体中を駆け巡る。
居心地いいなぁ、ほっとするなぁ。
なんて考えながら、どう声をかけたらいいか分からず立ち尽くす。英語は通じない。中国語はできない。さてどう説明する?と思っていたら、ニコニコしながら入れてくれた。さすが慣れている。
早口な中国語であなたの友達は外に行っているのよ、トイレとお風呂はココであなたのベットはココ使ってねと一通り教えてもらい、最後には疲れている顔をしていたのか、ちょっと寝なさいとジェスチャーされた。
角部屋の女子ドミトリーは予約サイトでも評価が高かっただけあってシンプルでキレイ。見渡すとSちゃんの荷物と、ゲストがもう一人いるようで荷物でベットが占領されている。
21階から見る西寧は天気が良くて、ちょっとだけ霞んでいたけど日本と違ってカラッとしていてとても気持ちが良い。二人のどちらのものなのか、窓辺にある”長旅をしてきました”感のブーツが、少しだけ開いた窓から入る風にふかれてとても静かな気持ちになった。
と、ちょっとおセンチになったのも束の間。もう良くね?ここで本を読みながらゆっくり中国観光すれば。絶対に気持ちいいぞ。なんて心の中でちょっと挫折。出鼻を挫かれたのでそんなことも思ってしまう。まだ本命旅は始まってもいないのにな。
さて、ちょっと寝るかと仮眠をとり、Sちゃんの帰宅を待ちます。
また次回。
カメラマン
スタジオアシスタントを経て旅人をしてました。 東京に来てからはご縁のある方と写真の仕事をさせていただいています。主に、雑誌、広告、web媒体。 旅と共に、人と共に写真を撮っています。
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