これまでの「ゆるりと台南 」#1・#2・#3・#4・#5
食べ物と猫と街歩き
長くなっております台南旅行記。というより、食べある記。
そろそろまとめねば。
台南の朝食と言えばサバヒー粥が有名です。
台南人のソウルフード虱目魚(サバヒー)。
ウィキペディアによると、「ネズミギス目サバヒー亜目サバヒー科サバヒー属に属する魚のことであり、サバヒー科唯一の種でもある。」とあります。
サバヒー亜目サバヒー科サバヒー属!
身が白いので英語ではミルクフィッシュというそうな。東南アジアではポピュラーなお魚なんだそうです。ネズミギス目も気になりますが、それはさておき、先に進みましょう。
サバヒー粥の老舗のひとつ、「阿堂鹹粥」が宿から近かったので行ってみました。
やはりここも現地の皆さまが慣れた風にぎっしりお座りになっているのでビビりますが、香港で鍛えぬいた根性で存在を主張し、席を確保いたします。
(観光客に慣れているので、ちゃんと案内してもらえます)
虱目鹹粥にはサバヒーがどーんと乗ってきます。二つ上の写真で右端にチラリズムしているのが、サバヒーと焼きサワラ入りの綜合鹹粥。
そのお味はと言いますと、
「初心者は、綜合鹹粥から始めるのが良いでしょう」
綜合鹹粥は焼きニンニクやサワラのカリッと感で美味しくいただけたのですが、サバヒーオンリーとなると、これはもう修行。いや苦行。皮のブヨっと感、何とも言えない酸味、ふわふわの身がちょっと難しく、不肖ワタクシ、残してしまいました…。
サバヒー、ゆるふわなウナギのようで、ウナギが得意でないワタクシにはまだまだ修行が足りなかったようでございました。
粥と絶対一緒に注文すべき!と言われていたエビ炒飯はこちら。
エビ炒飯というより、エビ炊き込みご飯といった感じ。脂っこいこともなく、優しいお味でとても美味しくいただきました。
こんなお店にも行ってみました。
肥猫がいらっしゃるというカフェ!
残念ながら、肥猫さまはお空に行ってしまったようでしたが、このような美人に接待していただきました。
このお猫さまが自由に店内を闊歩されていて、ご機嫌が麗しければこのようにお膝に乗っていただけたりします。気安く顔をなでなでしたら怒られました。申し訳ございませんでした。
全ては猫さまの気分次第。無理無駄なお触りは斬り捨て御免でございます。
ちゃんとしたカフェですので、ケーキなども美しいのですが、カメラはもう、別嬪さんしか追いかけておらず。
今も元気にしているといいなあ。
さて、旅と言えばお土産ですが、近頃の私どもは「仕入れ」の傾向にあります。
※仕入れ=自分が日常で使用又は食用する物品の購入
例えば、割と世界中でバターを買って来ます。アイスランドで500gのバターを2本、フランスではエシレより高級なバターをキロ単位、ニュージーランドでは500g缶入りバターを3缶、フリーポートの香港では輸入バター狙い。どこに行くにもとりあえずクーラーバッグを持っていきます。
トートバッグラバーとしては、台南の帆布製品を見逃すわけにはいきません。
ものすごくおシャレなお店などもあり、何件か見て回ったのですが、こちらのお店の商品がとても気持ちにフィットしました。全然オシャレに見えませんが、ガイドブックにも載っているお店です。
私達は、出来あがったトートバッグの山から選びましたが、時間が許せば、ハンドルと本体を好きな色の組み合わせで作ってもくれます。トートバッグだけではなく、小物もいろいろあります。お願いすれば何でも作ってくれると思います。店先にミシンが置いてあるのがいい!素敵なマダムが日本語で対応してくださいました。
この旅では、他にも観光地らしいところに行きましたが、結局気ままにぶらぶらするのが楽しかったです。あ、あと、夜市はマストです。
人はのんびりしていて優しいし、台北よりは物価が少し安くて良いお宿もたくさん。夏は恐ろしく暑いそうですが。
帰りの新幹線でも台鐵便當。左側は精進料理のお弁当。ものすごーく美味しかった。また食べたい。
さて、だらだらと旅行記を綴っている間に、国境がオープンし始め、自由に旅ができる時が近づいているように感じています。
次の旅をどこにするか、そろそろ考えてみようと思います。