食べること

22.03.15

室長の外ごはん白書 vol. 13 船に乗ってアジを釣る

saorin

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山にキャンプに釣りに、アウトドアに全力を注ぐホトリ室長saorinが、愛してやまない外ごはんについて語るコラム。昨年、ついに釣り船デビューを果たす。

saorin・室長の外ごはん白書vol. 13 船釣りデビュー!アジを釣る

昨年の話になるが、2021年10月、我々は満を持して(?)釣り船デビューを果たした。釣り物はアジ。WE LOVE AJI!
初めての船釣りは最高に刺激的だった。今日はその釣り船デビューについて語りつくす。

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船宿(※)は、自宅から車でなんと10分という驚異的な近さの、浦安の岩田屋さんである。この日の集合は朝6時過ぎ。近いので助かる。

※船宿とは、釣り船や屋形船を生業とするお店の事。宿泊所ではないのであしからず

岩田屋
https://iwataya-funayado.jp/

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アジのほかにも、様々な釣り物が。季節によって異なる

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お店のすぐ前が乗場。

saorin・室長の外ごはん白書vol. 13 船釣りデビュー!アジを釣る

そうそう、乗船前に船酔い対策を。
これは酔い止めバンド。手首の内側中央にある、船酔いに効くツボをバンドの突起物が押してくれるというもの。また酔い止め薬は、乗船30分くらい前に飲むとよい。
あと寝不足や、前夜の油物の食べ過ぎが船酔いにつながるとか。当日は満腹過ぎてもダメ、空腹もダメ。ニュートラルな状態がよいらしい。

ちなみにわたくしsaorinは、別の船釣りの前夜にワインを飲み過ぎ、結構な二日酔いで参戦したことがあるが、船酔いにはならなかった。夫からは「君の酔い止めバンドをよこせ」と言われている。
夫曰く、じっと手元を見ていると時折うっ、と気持ち悪くなるそうなので、そういう時はすぐに遠くを見るとよいらしいよ!私は知らんけどね!(笑)

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ちなみにこの写真は、釣り船デビューの時の物ではなく、2022年2月のもの。両方載せていくのであしからず

アジ釣りは、LT(ライトタックル)と呼ばれる竿で、仕掛けに餌をつけ、コマセ(魚を寄せたり、活性をあげるための寄せ餌のこと)を巻いて行う。

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コマセは、イワシなどの小魚がミンチされたもの。
魚って、魚を食べる肉食なのだ。おもしろいなあ。

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赤いかごのようなものは、「ビシ」と呼ばれている。この中にコマセを詰めて、アジがいると思われるところまで下ろして竿をしゃくってやると、少しずつコマセがばらまかれ、それに釣られてアジが寄ってくるという仕組み。
ちなみに、前回紹介した堤防サビキ釣りも、仕組みは一緒だ。

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そしてこれが、LT(ライトタックル)の竿。
糸がカラフルでかわいい。が、これにはちゃんと意味がある。10mごとに糸の色が変わり、また1mごとに印がついている。この竿は完全手動なので、この糸の色と印で今何メートルの深さまで下ろしているのかがわかる。(ちなみに電動タイプの竿は、今仕掛けを何メートルの深さまで下ろしているか、そして狙う魚がどれくらいの深さにいるのか、大体の目安を教えてくれる。ハイテクすごい)

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仕掛けをつけて、準備完了。

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釣り船デビューは週末だったので、なかなかの混みっぷり。が、お隣のおじちゃんがベテランさんで色々教えてくれて助かった。

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浦安から東京湾沖合に移動中。

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ポイントに着いたので、Google Mapのスクショを取っておいた。
家から浦安の船宿までは近いけれど、そこからかなり沖に出るので釣るポイントまでの時間が割と長い。横須賀から出ている釣り船にも乗ったけど、船宿までの移動距離は長くても、船自体の移動は短い。
その辺り、高速料金がかかる関係もあって、一長一短である。

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ポイントに着くと、他にもたくさんの釣り船がいた。

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釣りスタート。
私もガチで釣りに行っているので、あまり釣っている時の写真がなくて申し訳ない。

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ちまちまやっていたら、ヒット!アジが釣れた。
釣り船デビューの岩田屋の時のアジは、せいぜい17~18cm弱くらいだったと思う。(二人で100匹以上連れたけど・・・)

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そのあと、今年2月に乗った房丸さんでのアジはなかなかの大きさで、基本サイズが20cmオーバー。岩田屋さんの時の数までは全然至らなかったが、いいサイズで大満足。

夫もいい感じのサイズが釣れた。

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大漁、大漁である。

ちなみに、釣り船デビューの岩田屋さんの時、外道(=狙っていない魚のこと)の鯖が釣れた。釣ったのは夫なのだが、見ていてやはり青物は引きがすごい、と実感した。

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さて、存分に釣ったので帰路につく。
行きのスピードはそれほどでもなかったので、ぼーっと乗っていても大丈夫だったが、帰りの猛スピードはやばかった。キャビン内に入っていないとびしょ濡れになる。

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若干グロくて申し訳ないが、動画でもUPしていた外道のサバ。
サバはとにかく足が早いので、船上で締めていた。相撲やプロレス用語で一般的な「サバ折り」だ。

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堤防釣りでもサバは釣ったことがあるが、ここまで大きいサイズは初めて。
というわけで、締めサバにしてみることに。
さばいたサバを(若干ダジャレっぽいが)、塩で覆う。
えーと、そのあとのレシピは割愛。。。

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素人の雑な仕事だが、本当に締めサバになっていて感動!!!
実は、この時くらいから釣った魚を刺身で食べるのに躊躇はなくなっていた。(以前はアニサキスが怖かった)

saorin・室長の外ごはん白書vol. 13 船釣りデビュー!アジを釣る

というわけで、釣り船デビューで釣ったアジ。
途中休み休みやっていたにも関わらずだ。二人して夢中になり、結果、二人で100匹超。。。さばくのが大変だったのは言うまでもない。

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アジも、美味しいたたきにして堪能した。

船釣りは、5,000~12,000円程度と乗船料がまちまち。女性は割引料金が設定されている船宿も多い。結構なレジャー費だが、堤防釣りに比べて沖に出る分、釣れる魚の種類や数がぐんと増える。その中でも、アジは1年中釣れる、美味しくて料理のバリエーションも豊かな魚だ。

今回もたたき、なめろう、アジフライに干物とアジフェスを堪能。そろそろ冷凍保存したアジフライの在庫がなくなってきた。少し暖かくなってきたし(極寒の2月に行ってるけど)またアジ釣りに行こうかな。

船釣りデビューの話、おしまい。

10+

この記事を書いた人

写真企画室ホトリ 室長

saorin

浅草橋の写真アトリエギャラリー「写真企画室ホトリ」室長。
“写真を形あるものに残そう”をテーマに、教室・ワークショップの開催、写真公募展など、様々な企画・活動を行っている。また、ここ最近は山登りに夢中。 ”山のおみやげクリエイター”としても活動開始。 マイブランド「mt.souvenir」では、自ら登った山の景色を写真にとじこめて作品を制作。 またサコッシュなど山のグッズを、オリジナルのシルクスクリーンでプリントして制作・販売。 
旅と山の写真案内サイト「畔の窓」を運営。(記事を執筆してくれる窓人、募集!)

WEBサイト:写真企画室ホトリ

WEBサイト:mt.souvenir

instagram:@saorin_fotori