食べること

20.12.02

室長の外ごはん白書 vol. 6 釣ったイワシでオイルサーディン

saorin

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山にキャンプに、アウトドアに全力を注ぐホトリ室長saorinが、愛してやまない外ごはんについて語るコラム。今年はついに釣りデビューを果たした。釣ったイワシでオイルサーディンを作る。

saorin・室長の外ごはん白書 vol. 6 釣ったイワシでオイルサーディン

今年、山とキャンプに加えて、新たに釣りをはじめた。
きっかけは、昨年放映されていた「ひとりキャンプで食って寝る」というドラマだ。(好きすぎて何度も録画を見返している。続編やってほしい)
夏帆演じる主人公・七子が、海や山にひとりで訪れては、地場食材を自ら獲って食べる姿を見て、「これ、私たちもやりたい・・・!」と興奮した。自分たちで釣った魚をキャンプで焼いたり揚げたりして食べれたら、もう最高ではないか。
釣りたい!我々も七子ちゃんみたいに釣って食ってキャンプで寝たい!と、気が付いたら近所の釣具屋に突進していた。

ちなみに、釣りをはじめた時期は新型コロナがちょうど流行りだした頃で、外出自粛を促されていた。なので遠出はなし。駐車場が閉鎖されていたため、自転車で近所の親水公園に行き、ハゼを釣った。山もキャンプも行けない中、近所の公園へ釣りにだけは行けた。
(というか、どこに行けば釣れるのかもわかっていなかったのだが)
近所で楽しめるアウトドア、釣り。
ひょっとして、コロナがなかったら釣り自体はじめていなかったかもしれない。

右も左もわからない状態から、本を買ったりネットで調べたり店員さんに聞いたり、釣り好きの友人に聞いたりして、少しずつ情報を集めた。どんな道具がいるとか、そもそも何が釣れるのかとか、どこに行けば釣れるかなど、山の時と同じで、最初は知識ゼロ。それでも、調べるうちになんとなくわかってきたのが、どうやら港の堤防でできる、サビキ釣りが初心者には簡単でおすすめということ。(堤防でも、釣りができるエリアと禁止されているエリアがあるなど、色々とルールがあるので注意)

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よく行くのが、南房総市にある富浦港。釣り人に人気のスポットだ
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富浦港の海はとてもきれい
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サビキ釣りは、魚をおびき寄せるエサをサビキかごに入れて、海中にまき散らす。そのエサに釣られて寄ってくる魚たちを、プランクトンに似せた針のしかけで釣る、というもの。

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エサをサビキかごに詰める。
ちなみにこの写真を撮った最初の頃は素手でやっていたが、
手にエサがつくと臭いがすごいため、今は手袋をしている
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海がきれいなので、魚が泳いでいるのが一目瞭然。

魚たちが群がって、2匹いっぺんに釣れたー!と思いきや、オチが。

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サビキ釣りは、同時に複数匹釣れることも少なくない。
ちなみに私の最高記録は4匹同時
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大漁!
富浦港でのサビキ釣りは、イワシがよく釣れる。この日も大漁のイワシをゲット。
他にも何種類か魚を釣っているけど、正直イワシが一番バリエーション豊かに調理できる気がする。

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家に帰ったら、釣った数を数えつつ、鮮度が落ちないうちに頭と内臓を取る。魚の種類に関わらず、とにかく内臓だけは早く取るべし。
大漁だとうれしいのだが、さばくのもそれだけ大変だ。もくもくと作業する。

saorin・室長の外ごはん白書 vol. 6 釣ったイワシでオイルサーディン

オイルサーディンの缶詰が売られているが、自家製で作れることを知り、さっそく試したら何これめちゃくちゃ美味しいんですけど。そもそも油で煮るので日持ちし、色んな料理に使えてよい。イワシがたくさん釣れた日の定番メニューになった。

作りかたは、頭と内臓を取り除き、よく洗ったイワシを、10%の塩水に2時間漬ける。
取りだしたらキッチンペーパーで水気をよく拭き取り、フライパンにイワシを並べる。この時普通のフライパンではなく鉄製のスキレットだとなおよし。
オリーブオイルをイワシが浸かるくらいたっぷり注ぎ、にんにく2~3かけと、好みのハーブ(ローズマリーやローリエなど)を入れて弱火にかける。
30分くらいじっくり油煮していく。温度が上がり過ぎると揚げ状態になってしまうので、一度火を消して少し冷ましてから再度煮るとよい。ゆっくり、ふつふつと泡が立つくらいが目安。
できあがったら冷まして容器に入れて保存。冷蔵で1ヶ月くらいは余裕で持つ。

saorin・室長の外ごはん白書 vol. 6 釣ったイワシでオイルサーディン
オイルサーディンとトマトの冷製パスタ
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オイルサーディンとトマト、薬味のぶっかけそうめん

登山もキャンプも楽しくて大好きなのだが、今年はじめた釣りは楽しさの種類が少し違う。何というか、生き物相手だから思い通りにいかない感じと言えば伝わるだろうか。月の満ち引きや時間帯、季節でも全然変わってくる。1週間前は爆釣だったのに、全然釣れずボウズ(1匹も釣れないこと)の時もある。うーん何でだ。この前はたくさん釣れたのになあ、など。

ハンティングって、人類が持つ本能的な欲求なのではないだろうか。私の祖先が狩猟民族だったかはわからないけど、少なくとも私は、魚を釣るという行為がめちゃくちゃ楽しい。何よりもおいしく食べられるのがうれしい。
そしてまた、今週も釣りに行く予定だ。

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この記事を書いた人

写真企画室ホトリ 室長

saorin

浅草橋の写真アトリエギャラリー「写真企画室ホトリ」室長。
“写真を形あるものに残そう”をテーマに、教室・ワークショップの開催、写真公募展など、様々な企画・活動を行っている。また、ここ最近は山登りに夢中。 ”山のおみやげクリエイター”としても活動開始。 マイブランド「mt.souvenir」では、自ら登った山の景色を写真にとじこめて作品を制作。 またサコッシュなど山のグッズを、オリジナルのシルクスクリーンでプリントして制作・販売。 
旅と山の写真案内サイト「畔の窓」を運営。(記事を執筆してくれる窓人、募集!)

WEBサイト:写真企画室ホトリ

WEBサイト:mt.souvenir

instagram:@saorin_fotori