食べること

21.01.25

鏡もちの味 【和菓子と写真】

金森 祐芽

金森 祐芽

遅ればせながら、新しい年、2021年を迎えました。
どうぞ今年もよろしくお願いします。

お正月からは少し時間が経ってしまいましたが、鏡もちのお話。

年始にご家庭に鏡もちを飾った方も多いのではないでしょうか?
私はここ数年は、良く行く和菓子屋さんで買い求めるのが恒例になっています。小さいながら、和菓子屋さんで買うと美味しそうじゃありませんか?今までではそれを帰省するついでに持って帰り、実家で飾っていたのですが、残念ながら今年は帰省することが叶わず。そのまま私の家に飾られることになりました。

さて、新年11日目が鏡開きの日です。
神様にお供えしたもののお下がりをいただき、一年の無病息災を願うもの。実はちゃんと鏡開きをするのは初めてで…それ以前の鏡餅たちの行方は、追求しないでください…。
和菓子屋さんによっては、引き取ってつき直してくれるところもありますが、頼むほどの大きさでもないので、見様見真似で鏡開きをしました。

金森祐芽・鏡もちの味【和菓子と写真】

見るも無惨、カピカピになった二寸(=6cm)の鏡もち。

カビないように防カビシートも引いてますし、部屋が乾燥していることもあり、ひび割れてポロポロ落ちてくる状態になりました。小さいこともあり中まできれいに乾燥しています。
カビは生えてないけど、これって食べられるのかな?と、半信半疑にザルに入れて軽く水洗いをし、水につけます。大きさによると思いますが、およそ1日くらい。ある水を吸収したかなと思われればOK。

金森祐芽・鏡もちの味【和菓子と写真】

本来であればまたつき直してお餅にするところですが、私は安直に電子レンジへ。少しずつ加熱し、程よく柔らかくなったところで取り出します。お雑煮、磯部巻き、きな粉餅…と食べ方は色々ありますが、私は買ってきた餡子に入れてぜんざいにして頂きました。

金森祐芽・鏡もちの味【和菓子と写真】

一度乾燥しているだけにどんな味なのか…と思いきや、あまり搗き立てと変わらずもちもち美味しい。

あずきと鏡餅なんて、いかにもおめでたい組み合わせですよね。
これで今年一年何事もなく、無事に過ごせると良いなと思います。
そして、皆さんが無病息災で過ごせることも心より願います。

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この記事を書いた人

和菓子が好きな会社員

金森 祐芽 Yume Kanamori

茨城県出身、多摩美術大学美術学部芸術学科卒業、現在は会社員。 和菓子と写真のほか、美術鑑賞・人形制作・旅行・お酒・映画も好き。