これまでの「ゆるりと台南 」#1・#2・#3・#4
安平樹屋で見たもの
満を持して=さんざん食べて、本日のメインエベントーであります安平樹屋に向かいました。
安平樹屋は、19世紀末から日本統治時代初期にかけて建てられた、イギリス系の貿易会社、德記洋行の倉庫でした。日本統治時代には塩の倉庫としても使われたそうです。
その後、使われなくなったレンガ造りの倉庫をガジュマルの木が覆いつくし、今のような姿になっていったそうです。
しかるべきお支払い後、中に入りますと、
おおー!
いつか是非この目で見たいと思っていた景観です。
恐ろし気に見えますが、頭上では小鳥たちが囀り、リスが走り回っています。ちゃんと歩く場所が整備されており、2階に上がることもできます。
ここに流れる時間と、木の生命力を感じて感動しようとしていたところ、それが目に入りました。
何やら楽しそう…じゃなくって、何ですかこれは。
樹屋の雰囲気ぶち壊しではないすかー!
と言いたいところでしたが、何かのコラボ的な展示だったようです。現地で人気のキャラクターなんでしょうかね。
しかし、なにもここにこんなポップなキャラクターを置かなくても…と思ってしまう一見さん観光客。
樹屋の全体像を撮ろうとすると、き、黄色い憎い奴が!
というわけで、このように切り取るしかないわけです。
それでも、かなり楽しんで見学できました。
樹屋の周りには、徳記洋行、朱玖瑩の旧居、カフェやお土産ショップも併設されています。
こんな素敵なカフェでしたら、入らないという選択肢はございません。
店内とても可愛くて気持ちのいい空間でしたが、ソフトクリームを優先してしまいました(笑)
同行者は樹屋トースト的な名前の品物をオーダー。(要するに名前を失念)
台湾好きならご存知肉鬚と玉ねぎ、チーズ的なものに海苔がトッピングされた、何とも不思議な一品。クセになる味ではないかと思います。
その後は、T-Bikeという台南市が提供しているシェアサイクルを使って移動しました。借り方などは、「T-Byke 台南」で検索すれば、オフィシャルサイト含め親切なサイトが沢山出てきますのでご出発前にチェックしておくとよろしいかと。
自転車のコンディションは様々なので、借りる前にサドルとかタイヤの様子とかよく確認した方が良いです。
バスで来た道を自転車で走ると、また景色が変わって見えて楽しい。
台南は自転車走行のルールがしっかりしているので、やはり事前にインターネットで調べておくと良いです。日本の原付と似たルールなのですが、皆きちんと守っていて、非常に運転がスムーズ。とっても快適です。
泊まっていた宿の近くにT-Bykeのステーションがあったので、本当に便利に使えました。ステーションの場所はアプリでチェックできます。
「牛肉湯の夜」でお話ししたお店にもこの自転車で行きました。
楽しかった安平観光、食べに食べた一日の締めくくりに、
可愛らしい女子が切り盛りしているこちらへ。
また食べる(爆)
仙草ゼリーのお店です。日本にも来ているようですね。芋圓(芋団子)やタピオカ、小豆や百合根など、ぎゅうぎゅうに詰めてくれました。こういう伝統スウィーツは、たいてい大盛りです。でも、さっぱりした甘さでお腹がもたれません(我が家的には)。
お腹ぱんぱんで自転車を返し、宿に戻りました。
安平は観光スポットも多いのに、台南中心部より更にのんびりしていて、すごく気持ちのいいところでした。また行こう。