写真のこと

21.03.16

途中の一歩編 〜日々の生活に写真を はじめに

林 和美

林 和美

今あなたの中にある「写真」。その写真の範囲を、少し広めのところから始めてみませんか?

そう、今まで自分に少しだけプラスアルファ。

旅行先の集合写真、みんなの笑顔。それにプラスして、その時の空(天候)、そばに咲いていた花(季節)を、別カットで一緒に撮っておく。

愛おしい我が子の無邪気な笑顔。それにプラスして、正面だけじゃなく後ろ姿やお気に入りのおもちゃを撮っておく。

「撮っておく」って、「取っておく」ことなのですね。

そのうちにメインのもの(被写体)のまわりの空気が見えてくるようになったらしめたものです。どんどん写真にしてください。たくさん撮ることで見えてくるものがあります。

ただしお願いが1つあります。自分の写真に全て責任が取れるプロでないなら、撮らなくてもいい写真や、撮っちゃいけない写真であることを覚えておいてください。写真には力があります。写真が暴力になること、人を悲しませることも忘れずに。

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この記事を書いた人

代表

林 和美 Hayashi Kazumi

写真生活手帖/代表、 フォトライフ・プランナー、 写真家、ギャラリー NADAR 主宰。 三重県生まれ。大阪芸術大学卒業後、広告代理店、フォトエィジェンシー勤務を経て現在に至る。 写真集 「ゆびさき」(青幻舎) 「装幀写真」(ナダール書林) 著書 「写真生活手帖」(ピエ・ブックス) 「写真生活手帖〜実践編」(ピエ・ブックス) 「女性のためのカメラレッスン」(大泉書店)

WEBサイト:林和美写真画廊

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