こんにちは。
もう今年が終わるなんて、信じられないというか信じたくないですね。
今年はどんな写真を撮っただろう・・と考えてみると、春の自粛期間中に散歩がてら近所を撮り歩いたのが意外に良かった気がします。
さて、先月の話になりますが数十年ぶりに奈良の若草山へ行ってきました。
そこで上に載せている写真を撮り「自分の写真ってこれだな」と改めて実感したんです。
久しぶりにこんなに見事な天使の梯子を見たので、興奮して同じような写真を山ほど撮りまして。
帰宅後、SNSにアップする時にほんのちょっとコントラストだけ上げました。
そして試しにコントラストと色調、明るさをガッツリいじってみたのが下の写真。
おそらく、2枚目の誇張した写真の方が支持されると思います。
光も強調されていて、何を写したいかもわかりやすい。
でも「そうしないのが自分の写真なんだ」とはっきり思いました。
今は、加工で色味やコントラストをどうにでも変えることができます。
実物通りに写すだけが写真じゃないし、加工が悪だとは思いません。
ただ私は、その景色を見た時に感じた温度感をできるだけ自然に反映させたいと思っています。
そして地味でも目に優しい写真を撮りたい。だから過剰な加工は基本的にしません。
この景色を見た時に思ったのは写真をはじめた頃のこと。
天使の梯子を綺麗に撮りたくて、でも撮れなくてもどかしかったことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。
そう聞くと、最初の写真の方がそれっぽく見えてきませんか?(笑)
撮り続けていると「自分の写真ってどんな写真なんだろう」と一度は考えると思います。
それを理解できると芯のようなものができて、ブレなくなる。
私もいまいち言葉にできていなかったのですが、今なら言える!と思ったので書いてみました。
みなさんが思う「自分の写真」はどんな写真ですか?