tocolier(トコリエ)オーナー
mimi
tocolierはhanatoとmimiによる二人組のモノづくりユニット。 「暮らしに寄り添うアート」をコンセプトに、 服と花のアトリエを運営しています。 そんな私たちが日々の暮らしで楽しんでいる季節のパスタや、山旅、お花の事などをご紹介します。
WEBサイト:https://tocolier.com/
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instagram:@tocolier
twitter:@tocolier
暮らしのこと
20.07.16
切り花は枯れてしまうから飾らない。
時々そういう言葉を耳にしますが、私自身は、切り花には必ず終わりがあり、短い期間だからこそ楽しめると思うようになりました。
それはひと時、共に暮らす同居人のように。
飾るスペースがなくても、花瓶がなくても、小さくコップに一輪。
玄関に、キッチンに、テーブルに…暮らしのちょっとした隙間に花を飾るのは、季節の移ろいを楽しむ方法の一つでもあります。
飾りたくても飾るスペースがない、部屋が散らかっている、飾っても手入れができずに枯らしてしまい、そんな自分を責めてしまうー。ちゃんとしようと思うと、心に余裕がないと難しいかもしれません。
でも花は必ず枯れるもの。
あなたのせいではありません。
例えばまず小瓶に雑草を飾ってみる。
日持ちのする花を花屋さんに教えてもらって飾ってみる。
平日は仕事で水を換えたりできないという方は、金曜日の夜に一輪だけ買って、3日間飾って楽しんだら日曜日の夜にはドライフラワーにする。
そんな花との付き合い方も良いかもしれせん。
視界の端に、時々入り込む同居人(花)は、不思議と元気をくれ、そこにいてくれるだけで部屋の空気が変わる。
どんなに手を尽くしても、早く終わってしまう花もあれば、ほったらかしでもずっと楽しませてくれる花もある。
「枯らしてしまった」と思うと悲しいけれど、切り花には例外なく終わりがあります。
そんな花と暮らすちょっとしたコツや楽しみ方をお伝えしていけたらと思います。
初夏。自宅に飾った投げ入れの花。
次はこの時の生け方のポイントをお伝え致します。
花・監修:hanato(tocolier)
文・写真:mimi(tocolier)
カメラ:SONY NEX-6 / OLYMPUS F.Zuiko Auto-S 38mm f/1.8
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