山にキャンプに釣りに、アウトドアに全力を注ぐホトリ室長saorinが、愛してやまない外ごはんについて語るコラム。愛読している漫画のキャンプめしを再現しちゃうシリーズ・第2弾である。(第1弾はvol.12のクマザサ茶)
コロナ禍以降、キャンプブームだなあ、としみじみ思う。
ダイソーのキャンプグッズの充実っぷりに感動したり、TSUTAYAやヨドバシカメラの一角がアウトドアコーナーになっていたり、テレビをつけると芸人がキャンプしてたり。
この前なんて、ドライブ中に聴いていたラジオ番組で、「家族をキャンプに連れていくにはどうしたらよいか」なんてお悩み相談をやっていた。リスナーが、パーソナリティーに「グランピングをどう思いますか、そもそもグランピングはキャンプとみなされないのか」とかなんとか質問していた。
どっちでもいいじゃないか、好きに楽しめばいいんだよ。床が固いテントで寝るのは嫌だ、家のベッドで寝たいと言ってる家族を無理やり連れていっても楽しくないだろ、と思ったが。
ともあれ、ほんとにキャンプブームなんだなあ、と思う。
というわけで、実際に作ってみたのは結構前になるのだが、このキャンプブームに乗っかって(?)愛読している漫画のキャンプめしを再現してみようと思う。さくっと作れてしまうレシピなので、二つ紹介させていただきます。
まず紹介するのは、言わずと知れた大人気キャンプ漫画『ゆるキャン△』
タイトル通り、女子高生たちがゆるくキャンプする漫画なのだが、この作品がキャンプブームを牽引していると言っても過言ではないと思う。彼女たちがキャンプついでに観光しているのもよい。そこが聖地巡礼スポットとしてかなり有名になっていたりする。
地方の観光経済に一役買っているのはまちがいない。
その『ゆるキャン△』で、主人公のリンちゃんが作っていたのが、ホットサンドメーカーを使った豚まん。
まず、ホットサンドメーカーにバターを投入。火を入れて溶かす。
豚まん投入!
ビッグサイズの豚まんにしてみた。
強火で焼いていると焦げやすいので、様子を見てひっくり返しながらじっくり焼く。
おおおーいい感じに焼き色がついている。
実食!!!(もぐもぐ)
うん、これはあれだね、豚まんとは別物の美味しいやつになってる。
バターでプレスしたことにより、リッチなバターの風味が加わり、さらに皮がぱりっと固くなったことで私が認識している豚まんとは別物ができあがった。いやこれは美味しい。
簡単で美味しいからおすすめレシピだが、難点が一つ。
溶けたバターがたれやすい。もったいない。
さて2品目。『ふたりソロキャンプ』に登場する空き缶ポップコーンである。
この漫画『ふたりソロキャンプ』ももちろんキャンプの漫画なのだが、『ゆるキャン△』に比べてだいぶストイックなキャンプ漫画。主人公のキャンプについての造詣が深すぎる(ぶっちゃけその辺は飛ばし読みしている)
ポップコーンって空き缶でできるんだ!と、実際に試してみた。
40倍にふくれるですってよ奥さん。
改めてポップコーンって何だろ?と調べてみた。
「小粒で種皮が固いポップ種(爆裂種)のトウモロコシを乾燥させた粒を、油やバターをひいたフライパンなどで数分間炒り続けると、粒の中の水分が蒸発して膨張する圧力に耐えられなくなり、固い種皮が弾け てスポンジ状に膨張する。これがポップコーン[1]である。」(Wikipediaより)
ほうーー
ポップコーンになるのはトウモロコシの中でもポップ種(爆裂種)なんですね。
空き缶にポップコーンを投入。
サラダ油、またはバターを大さじ1入れる。
ちょうど火がついている炭火の網の上に乗せてみた。
おお、ほんとにポンポン言ってる!
音がやんだので、缶切りで開けてみる。
おおーいい感じにできあがってた!
ただ、今回350ml缶で作ってみたけど量が足りない。即食べ終わる。
かといっていっぱいに詰めてもポンポン言わない。そして500mlロング缶にしてもポンポンが足りない。ポップコーンを思う存分食べたい人にはちょっと物足りないかもしれない。
空き缶でできるというのがユニークだけど、きっちりたくさん食べたいなら鍋で作った方がよいかな?と思いました。(でもおもしろいけどね)
というわけで、漫画のキャンプめし再現レシピ・2つご紹介でした。
次は何の外ごはんを書こうかな~