旅のこと

21.06.29

旅のこと:チベット旅行記/チベット入りします

Taru

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こんにちはTARUです。

朝から雷と雨の音を聞きつつ目覚めました。寒いのと雨は好きではありませんが、6月の雨は例外なので幸せ気分です。

さて、日本を出発して中国入りをし、前回はSちゃんと合流前までのお話でしたが全く前に進まないので…話をチベット入りにまでぐーんと進めたいと思います。

その間のお話は余裕があったらまたどこかのタイミングで。

これまでのチベット旅行記はこちら>
  ・プロローグ(20.09.01 掲載)
  ・北京空港にて(20.10.29 掲載)
  ・北京空港~西寧(20.11.11 掲載)

  ・ホテル到着(21.04.10 掲載)


(前回からの続きだとSちゃん合流前でしたが、無事に落ち合えました!)
青蔵鉄道で一泊二日かけてチベットのラサへ。その距離1,956km!途中下車はなく一気に向かいます。

購入したチケットは6人用コンパートメントで(イメージは三段ベッドが二つ)、インドで長距離列車を乗っていた時のことを思い出す。途中から乗り込んできたインド人たちの陽気な大合唱が始まり楽しかったけど寝られなかった夜。朝は通路に足の踏み場がないくらいみっちり折り重なりながら爆睡してたインド人。

インドの列車と違っている事といえば窓が全く開かないという事。というのも青蔵鉄道は海抜約5000mを走る世界でも珍しい列車で、ふだん低海抜で生活している我々は高山病の発症リスクが高い。今回は高山病予防薬を服用していたのでお世話にはならなかったけれど、車内には緊急用酸素マスクとお医者さんも常駐しているんだとか。

車内では昨今のスマホブームに追いついていないのかコンセント争奪合戦。常にスマホが充電してあり、空いたなと思った瞬間誰かが充電しにくる盛況ぶり。充電は必要はなかったので争奪戦には参加せずコンパートメントで読書をしたり外の風景を見たりのんびり。割り当てられたスペースは意外にゆったりしていて窓も広く真ん中のベッドからでも外が眺められたのは良かったな。

Taru・旅のこと:チベット旅行記・チベット入り
列車の中から。電線があるのもビックリ

外では道路工事の作業中らしき人も見かけたけど、地平線の向こうから線路を跨いでさらに向こうまで。という途方もない距離に重機もなくたった3人ぽっち!終わるの?!という景色を幾度も見つつ、崑崙山を通り過ぎるときには中学時代にハマっていたマンガと小説に出てきたなぁとちょっと感動。そうか、ここまで来ないと見られなかったんだね。

翌日12時前にラサに到着。駅に降りると旅行客もたくさんいるけど、中国からラサに帰ってきた地元の人も多く足早に行ってしまった。

Sちゃんと出口を見つけるべく、人の流れについていく。アジア人な我々の容姿は、欧米人ならわかりやすく外国人だとわかるけど、チベット人や中国人から見るとやはり中国人に間違えられるので、『こっちは観光客用。お前らはあっち…なんだお前ら外国人か』という扱いで右往左往。駅からなかなか出られない。

やっとのことで到着した外国人観光客専用窓口で手続きをする。列車内にこんなにいたのかというくらい人が多く、順番待ちの欧米人カップルと目が合い『あなたたちも観光客ね』とアイコンタクト。なんだかほっとする。

窓口でも中国人じゃないのか?という目線を向けられつつ無事手続き完了。ツアー会社のスタッフが迎えにきてくれているので探すと、さっきの欧米人カップルがいる!同じツアー会社だったようで、すでにカター(敬意を示す時に使われる白い布)を受け取って待っていてくれた。私とSちゃんも同じようにカターを首にかけてもらいワクワク倍増。

車に揺られて一路ホテルへ。メインの通り沿いには高い建物や日本でも見かけるブランドもののショップもあったり、道路には意外と車も多く路線バスなんかも走ってたりで意外に都会という雰囲気。

ホテルに着いてチェックイン後は自由行動OKなのでSちゃんと町へ繰り出すことにした。

それではいったん今日はここまで。
また次回。

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この記事を書いた人

カメラマン

Taru

スタジオアシスタントを経て旅人をしてました。 東京に来てからはご縁のある方と写真の仕事をさせていただいています。主に、雑誌、広告、web媒体。 旅と共に、人と共に写真を撮っています。

WEBサイト:https://ayatarumi-work.tumblr.com/

instagram:@tarumi.aya