旅は弁当に始まる。
コロナ前、最後に旅したのが台湾の古都、台南でした。
なぜ台南なのかというと、行ったことのないところに行ってみたかったから。台湾と言えば台北。台北には何度か行ったことはあるけれど、台湾リピーターさんは台中も台東も台南もとても魅力的だとおっしゃる。
台中も台東も行ってみたいけれど、「真の台湾料理を食べるなら台南に行け」とも言われているし、台湾旅の初心者としては台北から新幹線でぴゃーっと行けるのも気楽、ということで台南をチョイスしたのでした。
2019年12月、ANA(一番安かった)で台北松山空港に到着。MRTで台北駅に向かい、台北駅から新幹線に乗ります。チケットは事前に台湾高鐵のHPで買っておきました。
インターネットで見ていると、いろんな旅行会社が外国人旅行者向けキャンペーンをやっていて安かったりするので、いろいろ研究すると良いかもしれません。
インターネットで予約した場合、駅でチケットを発券します。私達は何故か発券機ではうまく行かず、窓口に並んで発券してもらいました。混む時は長蛇の列になるそうなので、空いている時間で良かったです。
台鐵便當
ところで、日本では鉄道と言えば駅弁。台湾でも台鉄と言えばやはりお弁当、有名な台鐵便當です。
めっちゃ憧れておりました。台鐵便當。
写真のとおり、入れ代わり立ち代わり、これぐらいの人は常にいる感じ。そして皆さん、事前に予約されているんですね。お昼もとっくに過ぎた時間だったので、私達の番になった頃には、ほとんど残っていませんでした。
戦利品はこちら。
中身の見えない紙箱にそそられます。紙箱弁当はこれが最後の一個でした。
ウワサどおり中身=おかずはほぼ茶色。紙箱の方がさらに肉肉しかったのでオットに譲り、私はこちらをいただきました。
何か分かんないけど懐かしくて美味しい!高菜もいい感じ。ごぼうの酢の物も、鶏肉の煮込んだのもいいお味でした。
お弁当の後ろに写っている謎の物体は、おでんのようなもの。
台北駅には魅力的過ぎる飲食店がぎっしり詰まっていて、さっと食べていくのも、お弁当を買うのも苦労しません。おでんスタンドみたいなお店で、皆さんが慣れた風に「これとこれとこれを入れて」と買っていくのが羨ましくて、真似して買ってみました。
選んだのは厚揚げと湯葉みたいなものでした。色が濃くてぎょっとするんですが、日本で食べるおでんより味が優しめ。美味しかったですよ。
ところで、新幹線には普通車両とビジネス車両があります。普通車が2列ー3列のところ、ビジネスは2列ー2列で、日本のグリーン車みたいなものですが、飛行機みたいにお茶とお菓子のサービスがあります。
台湾に来たのだから台湾茶を選べばいいのに、コーヒーを頼んでしまうダメっぷり。お菓子はドライフルーツやドライキノコ、ナッツなど、割りと健康志向なスナック類が多かったです。
ビジネスは値段は少し高くなりますが(日本円でプラス1500円くらい?)、空いていてゆったりできるのでおススメです。
台南はゆるゆる
さて、これから何回かに分けて台南の旅を綴っていこうと思います。
台北から新幹線で2時間弱の台南。台北だって十分のんびりしていると思うのに、台南はさらにのんびりしていました。滞在した宿のオーナーさんにも「台南はゆるゆる~」と言われたとおり、のんびりゆったりした空気が漂う町を、ゆるりと旅してきました。
次回以降も引き続き台南の旅にお付き合いいただけましたら嬉しいです。