ローカルバスで安平へ
台南の旅、食べてばかりではなく、観光もしています。
台南観光と言えば、安平!安平樹屋に行きたい!
あの、木に取り込まれてしまった家を見に行きたい!
というワタクシたっての願いにより、安平地区へ向かうことにしました。
安平は台南の中心地から少し離れた場所にあります。タクシーで20分くらい、ローカルバスで30分くらいかかります。台湾が始まった場所とも言われる港町で、古い町並みや古跡が多く、魅力的なところです。
台南は初めてなのだから、中心地から観光してはとも思ったのですが、ショートケーキは上に乗っているイチゴから食べるワタクシです。行ってみたいところから行くのが良かろうということになりました。(つまり同行者であるオットは押し負けた)
まずは町の大きさを掴むため、バスで出かけてみることに。
ミラーに写っているとおり、ドライバーはギラッギラのサングラス。なのに、フロントガラスにはえらいキュートな子たちがぶら下がってました。
安平までは30分ほどで到着します。レンタサイクルで十分行けそうな距離でした。
バス停からの位置関係だと、安平古堡の先に安平樹屋があります。台湾最古の城堡(砦)、安平古堡から安平樹屋に向かい、後は適当に観光することにしました。
・・・と思ったのですが、途中でお腹空いちゃったら観光どころじゃないよね、ということで、老街をぷらぷら。特に事前に調べてもいなかったので、適当に入りやすそうな食堂に入りました。
観光地のわりにそんなに高くなかったんですが、お味もまあそれなりでした。左下の、あんまりパッとしない何らかの魚の天ぷらが意外とイケてました。右下はアイスティーだったかな。
食堂を出ると、観光地らしくお土産屋さんもちらほら。腹ごしらえをしたばっかりなのに、やっぱりこういうお店に引っかかります。
エビせん屋さんです。
こんな嵩張るもの、帰りに買えばいいものを、店のおじさんに声をかけられて万事休す(笑)この辺りにエビせん屋さんがあるのはチェック済みで、有名店が他にあるのも知っていたのですが、「ほら揚げたて食べてごらん」なんて言われちゃったら、素通りできません。
お店を撮っていい?と尋ねたら、これから揚げるから撮りなよ、と店内の厨房に入れてくれました。
実はこの時、外はピーカン、しかしながら店内はかなり薄暗くて、カメラの設定があわわわ、なんて言ってる間に、おじさんは気にせず豪快に揚げていきます。
観光客慣れしていて、エビせんも買ってくれたし、だから気前よく写真を撮らせてくれたのだと思いますが、楽しかったです。
かなり大きな袋で3袋も買っちゃったんですが、帰国してあっという間に食べてしまいました。止められない止まらない。
そんな無駄で美味な荷物を増やして、ようやく第一の目的地に到着。
安平古堡です。オランダ人が17世紀に建てた砦で、ゼーランディア城というお名前だったそうです。中は展望台になっていて、ジオラマなんかもあります。
古い城壁が残されていました。
木の根っこに侵食されています。この後見に行く安平樹屋への気持ちが、いやが上にも盛り上がります。
なのに直行できない我々。
豆とか花とか書いてあったら、絶対に素通りできません。
豆腐にシロップをかけて食べる豆花。餡子はトッピングで好きなものを選べます。日本の餡子より甘さ控えめでした。緑豆ものに目のないワタクシはもちろん緑豆餡一択です。
ところで、台湾の豆乳は、日本の豆乳よりずっとさっぱりしていて飲みやすいんです。そのせいか、お豆腐も大豆感が控えめ。よりデザート感が増す感じです。「えー、だって豆腐でしょ?」と言わずに、ぜひ一度お試しを。
さてさて。
「食べてばかりではなく、観光もしています」って言ったのに、結局食レポばっかりになってしまいました。これでは旅が捗りません。ゆるりとし過ぎております。
次回、安平樹屋編ではそんなに食べない…はず。