暮らしのこと

20.08.16

箸置きのすすめ ~ アクセサリーのように使ってみよう

粟村 千晶

粟村 千晶

粟村千晶・箸置きのすすめ

皆さんは、ふだん箸置きを使っていますか?

外食で使うことはあっても、家では使わない、持っていない方もいるのではないでしょうか。今回は、小さいながらも存在感のある、「箸置き」の魅力をお伝えします。

箸置きをテーブルのアクセントに

粟村千晶・箸置きのすすめ
写真のうさぎの箸置きは、奈良で買ったもの。白のクロスに映えます!

いつも同じうつわの組み合わせで、マンネリになりがちな食卓の光景。ちょっと雰囲気を変えたい時におすすめなのが「箸置き」です。

普段の食器に箸置きをプラスするだけで、テーブルの風景が変わります。無地のニットにブローチをあわせる感じで、料理や気分によって使い分けるとちょっとしたアクセントになります。

箸置きで季節感を出す

箸置きには、植物や食べ物、行事(お正月やひな祭りなど)をモチーフにした商品が多数あります。私は、夏には切子のガラスのもの、クリスマスにはツリー型のものなど、季節によって使うものを変えています。

置くだけで、手軽に季節を感じる箸置きは、かさばらいので複数あると便利です。衣替えをするように、季節で使い分けると楽しいですよ。

あると便利な「ハレの日」にも使える箸置き

粟村千晶・箸置きのすすめ

写真の箸置きは、日常使いだけでなく、お正月やおもてなしにも使っています。共通しているのは、季節を問わないデザインということ。

水引(みずひき)など「縁起物」のデザインはいつでも使えるので、とっても便利。モノトーンなどモダンなものは、洋食にもあわせやすいです。箸置き選びに迷ったら、ちょっとよそいきな「ハレの日」に使えるものを選ぶといいですよ。ふだん使いすると、少し特別な気分になりますし、おもてなしにも使えます。

豆皿を箸置きに

粟村千晶・箸置きのすすめ

箸置きがない場合、豆皿を箸置きにすることもできます。直径3㎝前後の、醤油皿などに使えるサイズの豆皿を使ってみましょう。箸置きにしては大きいので、テーブルが華やかになります。

写真の梅の形の豆皿は、和菓子の老舗「とらや」の商品です。和菓子をモチーフにしたユニークな形なので、あるだけで絵になります。花型のうるしのお皿と合わせています。

食事の美味しさは、視覚が9割といわれています。箸置きを使うことで、食卓の見た目を簡単に変えることができるので、ぜひ明日から使ってみて下さいね。

難しいことは抜きにして、好きなものを好きなうつわに合わせてみましょう!

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この記事を書いた人

うつわスタイリスト

粟村 千晶 CHIAKI AWAMURA

うつわ好きが高じてテーブルウェアスタイリストの資格を取得。その知識を生かして食器専門メディア「TABLE LIFE」(https://table-life.com/)でコラムを執筆しています。洋服を選ぶように、うつわも季節や色を意識して選ぶと楽しい! うつわ選びや組み合わせのコツなど、暮らしを楽しむアイデアを発信していきます。

WEBサイト:tablestyling.amebaownd.com

instagram:@awamurac