山にキャンプに釣りに、アウトドアに全力を注ぐホトリ室長saorinが、愛してやまない外ごはんについて語るコラム。
筑波山に登って豆乳カルボナーラうどんを食べた話。
今日から新学期の始まりらしい。(この原稿は4月3日に書いている)
ということは、2023年はもう4分の1過ぎてしまったことになる。相変わらず、時の流れの早さにびっくりする今日この頃だ。
さて今日は、2月中旬に登った筑波山での豆乳カルボナーラうどんの話を。
八ヶ岳・本沢温泉での年越し山行を除けば、2023年の山始めということになる。
そういえば、最近は雪山ばかりで山ごはんを作る余裕がなかったので(カップ麺ばかりだった)こんなにしっかり山の上で調理したのは久々かもしれない。
登りは、筑波山神社が登山口の御幸ヶ原コースで登る。
前に登ったのは5年ぶりで、どんな道だったかすっかり忘れていたけど、このコースは結構登りごたえのある道だった。
一気に登って、まずは男体山に登頂。
この日は快晴で、平日にも関わらず多くの登山者が訪れていた。
それにしても筑波山の麓、関東平野のだだっ広さよ。
雲がかかっている辺りに富士山が見えるのだろうか。今日は残念ながら拝めず。
男体山山頂から、ケーブルカーの山頂駅でもある御幸ヶ原へ。ここでお待ちかねのお昼山ごはんを作る。
5年ぶりに訪れてみたら、御幸ヶ原のバーナーエリアが限定されていた。このロープの中でしか、バーナーが使えないらしい。
広さはあるがベンチは数少なく、土日は争奪戦になることが予想される。
平日だったのでバーナーエリアにいる登山者は私のほかに一組くらい。
というわけで堂々とベンチを独占する。
今日は、豆乳カルボナーラうどんを作ります!(テレレッテッテッテッテ♪ ・・・3分クッキングのテーマ)
わが家に豆乳ブームがやってきた。今までほとんど買ったことがなかったのだが、よく食べている市販の豆乳鍋のもとを自家製で作れるのではと買ってみたのがきっかけ。牛乳よりもヘルシーだし、何となく料理に使いやすい気がして、これからは冷蔵庫に常備決定。
というわけで、山の上でも料理に使ってみることにする。
豆乳カルボナーラうどん
材料(1人分)
・豆乳(火にかけて調理しやすい調整豆乳がおすすめ)200ml
・めんつゆ(使うのは大さじ1~1.5くらい)
・バター10g
・うどん1玉
・ベーコン1枚、しめじ40~50g、ゆでたほうれん草適量(オリーブオイルで炒めておく)
・温玉
・粗びき黒コショウ
ベーコンとしめじ、ほうれん草はあらかじめオリーブオイルで炒めて持参。その場で炒めてもよい。
この豆乳カルボナーラうどんの最大の推しはこいつ、温玉。この温玉野郎がいなければこのレシピの魅力は半減する。
何というか、うどんって良くも悪くも健康的過ぎて、なんかすぐにお腹がすくのだが(私だけ?)この豆乳カルボナーラうどんは、オリーブオイルやバターの油分とこの温玉トッピングで、一気に洋風になるのだ。(注:カロリーが高くなるとも言う)
豆乳とめんつゆを鍋に入れ、火にかける。最初から調理済のしめじ&ベーコン&ほうれん草の具材も投入。少しぐつぐつしてきたらうどんも入れて煮込む。
あまり火力が強いと豆乳がぶくぶくに煮詰まるので、火にかける時間は短く。そのため、余裕があったらうどんは袋ごと家でレンチンしてきてもよい。
最後にバターを投入。ちなみにしめじ&ベーコンのオリーブオイルがあるので、バターは省略可。また、好みで明太子を追加してもおいしい。
温玉をのせ、粗びき黒コショウをかけたらできあがり。
適度に水分が飛んでどろどろになるので、問題の汁も難なく麵と一緒に食せる。
山ごはん向きのレシピだと思われる!
さて最後に、今回山ごはんで使用したクッカーギアの紹介。
EVERNEW製のフライパン「Ultra Light パン」である。
ここ最近、ソロでの山ごはんはこれとやかんで全て事足りるようになった。
深さ5cmあるので汁ものも炒めものもOK。150gと非常に軽い。しかも手持ちのヤカンがシンデレラフィットする。
豆乳カルボナーラうどん、大満足で完食したあとは、女体山へ。
女体山の山頂には柵はなく、岩の上からさらに広々とした関東平野を望める。
お隣、男体山の山頂やさっきうどんを食べた御幸ヶ原も見える。
岩の上はなかなかスリリング。標高は900mにも満たないが、とてもよい眺望だ。
おまけ。ちょうど梅が咲き始めていた登山口近くの梅林で梅を満喫した。
5年ぶりに登った筑波山。男体山と女体山、二つの頂をもつ双耳峰で、昔から「西の富士、東の筑波」と称されてきた関東の名山だ。途中、その口の中に石を投げ入れられるとお金持ちになれるというガマ石や、大仏岩や弁慶七戻りなど、ユニークな奇岩怪石も楽しめる。
初心者でも登りやすいので、ぜひ。