うつわスタイリスト
粟村 千晶 CHIAKI AWAMURA
うつわ好きが高じてテーブルウェアスタイリストの資格を取得。その知識を生かして食器専門メディア「TABLE LIFE」(https://table-life.com/)でコラムを執筆しています。洋服を選ぶように、うつわも季節や色を意識して選ぶと楽しい! うつわ選びや組み合わせのコツなど、暮らしを楽しむアイデアを発信していきます。
WEBサイト:tablestyling.amebaownd.com
instagram:@awamurac
旅のこと
22.11.20

今回は、先日訪れたやきものの産地・愛知県常滑市の魅力を写真でご紹介します。
常滑ではやきものの町ならではの風景があちこちに点在。カメラ好きなら撮影したくなるフォトスポットが満載です。常滑をきっかけにうつわに興味が出るかもしれませんよ。

皆さん、常滑の読み方をご存じですか? 「とこなめ」と読み、愛知県知多市にあるやきものの産地です。食器売り場でよく見かける赤茶色の急須は常滑焼を代表するもの。ちなみに東京駅に使われているタイルも常滑焼なんですよ。

常滑は招き猫の生産が日本一。常滑の駅周辺から、街中までさまざまなタイプの招き猫に出会うことができます。なかでも一番インパクトがあるのが「とこにゃん」。
観光名所でもある「やきもの散歩道」の入口付近にある巨大な招き猫。壁の上から顔をのぞかせて見守っている「見守り猫」です。

こんなアートな招き猫も。招き猫探しをするのも楽しいです。

常滑といえば「急須」ということで、お土産にしたのがこちら。なんと陶器まつりの1,300円均一ショップで購入しました。常滑らしいつるっとした質感と他にはない珍しいデザインにひとめぼれ! 1人分用のミニサイズなので、自分だけのお茶時間に使っていますよ。
急須の品ぞろえは産地ならでは。お茶好きなら、急須選びのために行く価値がありますよ。

窯元さんのショップの壁には、急須のふたでハートが!

常滑の魅力が満喫できる散策コース。窯元が運営するショップや過去に使われていた煙突や登り窯などをお散歩しながら見ることができます。

両壁面は「土管」と焼酎を仕込む「焼酎瓶」に覆われている土管坂は必見! 明治時代から昭和初期まで土管の生産が盛んだった頃の名残を感じることができます。人気のフォトスポットなので、ゆずり合いながら撮影してくださいね。

LIXILが運営する陶磁器の文化施設。敷地内の「世界のタイル博物館」では、紀元前から近代まで世界の装飾タイルが7,000点も収蔵。美術館としては珍しく、撮影できるところが多いのも嬉しいポイントです。
実際にタイルが使われている空間が再現されているので、少しだけ海外旅行気分も味わえますよ。
招き猫や土管が埋め込まれた路地などが町のあちこちにある常滑。やきものの町ならではの光景は、旅行者から見るととても新鮮でした。日本にはまだまだ魅力のある場所がある。ほかのやきもの産地も訪れたいと改めて感じた旅でした。

やきもの散歩道のカフェの前で。リアル「招き猫」に出会いました。
うつわスタイリスト
うつわ好きが高じてテーブルウェアスタイリストの資格を取得。その知識を生かして食器専門メディア「TABLE LIFE」(https://table-life.com/)でコラムを執筆しています。洋服を選ぶように、うつわも季節や色を意識して選ぶと楽しい! うつわ選びや組み合わせのコツなど、暮らしを楽しむアイデアを発信していきます。
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